アピストグラマ初心者講座Step.1

 各項目修正+中和剤・水質測定を追加!

Step1

アガシジィ テフェ ステップ1では、管理人がショップの店主さんから得たり、ネットで学んだり、人から聞いたりした、アピストグラマ飼育法を掲載しておきます。
初心者の方はお店の人にも聞きづらかったり、飼育器具のそろえ方や正しい使用方法などがいまいちわかっていない人向けです。
というわけで、まずは成功への下ごしらえ(準備)と行きましょう。

Ⅰ)器具

器具が無ければ始まりません。まったくの初心者という方のために最低限の器具をご紹介しておきます。

1.水槽

30cm ディプロタエニア水槽 必須ですね。サイズは30cm~好きなだけで問題ないでしょう。
中には15cmキューブ水槽にて繁殖したなんて自慢話も聞いたことがありますが、そこまで窮屈だとさすがに泳ぎにくそうですので30cm~にしておきましょうか?メーカーはお好きなところを選びましょう。
ちなみに私はADAです。ふちが無いのが気に入ってます。

画像はこちら。

2.フィルター

水槽に水をいれたらそのままでも飼える!なんて人もいますが、やはり一般的ではないのでフィルターを素直に使いましょう。
フィルターの役割を一言で良いますと水質の安定ですね。
大きな目に見える浮遊しているゴミをフィルターでこし取っているだけではないのです。見えないところで大活躍しております。
水槽に魚を入れて、エサなどをあたえるとその食べ残しや、糞などからじょじょに有害なアンモニアが発生してきます。
フィルターがない水槽ではその有害物質により最悪全滅なんてよくある話。
せっかく購入した魚をたった一週間そこらで殺してしまうのはかわいそうだし、お金ももったいないですよね。

そこでフィルターが活躍します。
フィルターを設置し、酸素がたっぷり入るようにエアレーションしてあげれば、そこに食べ残しなどや糞などを求めてバクテリアが自然と発生してくれます。
このバクテリアが非常に大事な働きをしてくれます。
バクテリアにも種類があり、先ほどの有害なアンモニアを亜硝酸バクテリア(ニトロゾロモナス)というバクテリアが亜硝酸に変えます。亜硝酸も魚には有害でここで魚がまた全滅する場合がよ~くあります。
そこで次に活躍するのが硝酸バクテリア(ニトロバクター)というバクテリアになります。
これは亜硝酸を比較的無害な硝酸へと不純物を変えてくれます。
こうして安定した水づくりをバクテリアが行ってくれるのです。
フィルターの役割、重要性は全てこの働きを行う工場だからに他なりません。
さぁ、工場長はあなた従業員はバクテリア。
しっかり管理し良い水を作りましょう。
(ここだけは結構理解するまで難しいかもしれませんね。)

と言う感じでフィルターは目に見える食べ残しのえさや糞などをこし取ることだけが目的ではないのですね。
見えない部分を綺麗にしてくれているのです。
このようなフィルターを「立ち上がった」と言います。
フィルターが立ち上がると水槽の水が見る見る綺麗になり、コケも次第に生えにくくなったり魚も死ににくくなったりといいことばっかりになってきます。

さてフィルターにはいろいろなものがありますが、アピスト飼育でよく使われるのはスポンジフィルターじゃないでしょうか?
水草も一緒にという方には密閉式パワーフィルターをすすめます。
密閉式パワーフィルターはCO2を外に逃しにくいので水草の光合成に一役かってくれるからです。え?知っている?
読み流してください・・・。
ま、なんにしてもバクテリアが育てば良いので好きなフィルターで試していいやつを使ってください。
エアポンプを利用した内部式のフィルターや底砂をろ材に利用する底面フィルター、その他にも外・内部式のパワーフィルター・上部式のフィルターなどどれもうまく使えば問題なく魚が飼育できますよ。

ちなみに私はアピストはテトラ社のスポンジフィルター、水草にはエーハイム社の密閉式パワーフィルターを使ってます。(安いから)

注:フィルターにはいろいろ種類があります。

ぶくぶくグループ。(勝手に今名前を考えました。)
エアポンプと連動してエアーの勢いで水を循環するタイプを差します。
正式名称はエアリフト式フィルターとかいうと思いました
主な商品名:スポンジフィルター・底面式フィルター・水作エイト・コーナーフィルターなどなど・・。
ぽんぷグループ
水揚用のポンプを使用して水を循環させます。
主な商品名
上部式フィルター・外部式パワーフィルター・内部式パワーフィルター、底面フィルターと連動型、外掛け式フィルターなどなど・・。
水草によっての浄化(応用編)
水草には水を綺麗にする力が備わっています。
小さな水槽ならウィローモスという苔の仲間をワンサカ入れただけの水槽でも水が結構綺麗に維持できたりします。(一般的ではないです。)
注:フィルターにはろ材というものが必要です。
バクテリアの住むお家ですね。これを選ぶのも重要です。
ろ材
・スポンジフィルターの場合:付属のスポンジ
・底面式フィルターの場合:底砂
・水作エイト:付属スポンジ
・上部式フィルター:付属スポンジ・別売りスポンジなど。
・外部式・内部式パワーフィルター:スポンジ・活性炭・生物ろ材。
(アピスト飼育では主に生物ろ材を使用したい。)
・外掛け式:付属パックや、生物ろ材。
アピスト飼育に関する細かい水質についてはこちらから。(工事中)
フィルターのメンテなどについてはこちらから。(工事中)


図解はこちら

3.エアポンプ

フィルターの役割はこの辺までにして今度は魚を酸欠から守る、エアポンプの話。
この辺は魚類を飼うにあたってだれでも「ぶくぶく」がいるだろ?
と思いつくところでしょう。しかし、エアポンプには魚の酸欠以外に重要な役割を持っています。
それは先ほどフィルターの項目で出てきた、バクテリアにも酸素を送るということです。
魚は以外に酸素が少なくなってもピクピクしながら生きながらえています。
しかしバクテリアはこの酸欠に非常に弱く、見えないんだけど結構数がいるので酸素を消費してるんです。
そしてさらには程よい水流を水槽内で作り、水質の悪化を防ぎます。

この辺がアピストグラマを飼育する上で非常に重要だと思っています。
(というのも結局アピスト飼育では水の清浄化が一番重要な仕事なんですね。
そこでバクテリア=酸素=フィルターとなになってくるんです。
難しそうですけどこのことを解って行動してみると以外に手がかからず簡単なんですよ~。本当ですよ~。)

その他にもブラインシュリンプを沸かすときなどにも重宝しますし、水草水槽オンリーの人も1~2個くらい持っておきましょう。
ちなみに私は、NISSOの卵型?というかなんか変な形のエアポンプなどを使ってます。

図解はこちら

4.照明

照明はあっても無くてもそんなに生態には問題ないのかもしれませんが、無いとこの趣味はつまらないので、必ず使用します。
タイプはよくある蛍光灯のもの。ハロゲンランプを使ったもの。
水銀灯をつかったものや自作ものなどいろいろ有りますが、使いやすいやつで良いと思います。

安く仕上げるためにクリップ式の1灯式のもので十分です。
¥2000しないで買えるはずです。

アピスト自体は結構暗いところが好きだったりもするそうですので凄く明るい必要はないのかもしれません。
ですのでコケの出ない程度に一日8時間ぐらいを目安にあなたの行動時間にあわせてタイマーで管理すると良いかもしれませんね。

ちなみに私はADA・NISSO・アクアシステムズ なんかを愛用しております。

図解はこちら

5.ヒーターとサーモスタット

熱帯魚飼育をするための必須アイテムです。
どうせ皆さん知っているでしょうから、さすがに割愛します。

(念のため。水槽の水を冬でも25℃くらいに保つための機材です。熱帯魚飼育が難しいなんて言われるのはこのヒーターを使用するからです。使ってみて知るとなんてことないということに誰しも気づくんですが・・・。)

ちなみに私は安く、オートヒーターの26度+-っていうのを使用してます。
ヒーターにサーモ機能がついていて26度前後で管理してくれるやつです。配線もすっきりで安くて丈夫で使いやすい気がします。
メーカーは知りません。

図解はこちら

こんな感じで約5種類の器具を好みに合わせて用意すれば、とりあえず1pr(ペア)は飼育できるでしょう。
その他にもいろいろあると便利なものはありますが、おいおいそろえていくと良いでしょう。
道具を揃えるのも楽しみの一つ。少しずつステップアップして行きましょう。


次は餌についてです。

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Ⅱ)餌(ごはん)

エサがないと死んじゃいま~す。エサは一日一回以上!かならず上げてください。
朝晩1回というのが、普通でしょうか?(1・2週間ならへっちゃらで生きてますが、必ず上げてください。)
プロは1日に少量を数回に分けて与えているそうです。
しかし、一般的ではないと思うので学生や、社会人では一日に1回~2回が限度でしょう。

エサにもいろいろなものがあります。バランスよくいろいろ上げましょう。
下記に餌の種類をご紹介します。

1.ブラインシュリンプ
アピストグラマといいますか、熱帯魚全般に広く愛用されている、ブラックタイガーだかなんかの養殖用飼料のプランクトンの乾燥卵。(アルテミスという種類らしい)
適当な塩水をつくり、卵を入れてエアレーションしておくと、一日後あたりに孵化してきます。
その卵をこしとり、孵化したプランクトンを魚に与えます。

手間がかかっておっくうなのですが、このエサは栄養があり与える価値のあるエサと言えます。
プロショップではブラインシュリンプを沸かすのが日課になっているようです。
アピストグラマを美しく、健康に育てるためにも必ずあげたいエサと言えます。
また、稚魚などを育成する時は必須になるエサです。
それだけ栄養があるんですね。

ちなみに私は2週間に1回沢山わかして、小さい器にいれて冷凍をかけます。スポイトで溶かしながら少量使うというスタイルです。
社会人の方など、あまり時間の無い人にオススメなスタイルだと思います。
(冷凍するとビタミンが壊れ減っていくるそうです。気になる人は人工飼料で補いましょう)

2.人工飼料

一般的に広く使われるエサです。
アピストグラマでも同様に日々これで楽しましょう。
またブラインシュリンプなどではどうしても取れない栄養もこれで補いましょう。
これだけでも成魚なら飼育できるそうです。
魚によっては好き嫌いもあるので食べない魚には食べるまでコレしかあげないなんてのも手です。

人工飼料にはいくつか種類があります。

浮遊型のエサ、沈降型のエサなどです。
アピストは水面より、水底の方がエサが食べやすいようです。
つんつん砂利をついばみながら食べてくれるので沈降型のタイプを選ぶと良いと思います。
でも別に浮遊型でもいずれは沈むのでそれまで自分が待てればいいんですが・・。
(他にカラシンなどが同居していると先に食べられてしまいます。)

ちなみに私はテトラ社のディスカスフード、後は適当にお店オリジナルとかの安いエサを買っます。
いろいろ試してみると分かるんですが、結構なんでも食べてくれます。

3.生餌・冷凍餌
生餌や冷凍餌は非常に魚が喜んで食べてくれます。
やはり、野生で実際食べる物に近いからなんでしょうか?
前述したブラインシュリンプも生きたまま与えれば生餌ですが、凍らせば冷凍餌です。
栄養があり、魚も喜ぶのであればあげるにこしたことはないでしょう。
冷凍したものはビタミンが壊れてしまうそうなので別途人工飼料などでビタミンを補ってあげましょう。

生餌にもいろいろなものがるので主要な物をご紹介しましょう。

イトミミズ、アカムシ、ミジンコ・ブラインシュリンプなどがなんとか手に入る物では
ないでしょうか?しかし、沢山買っても個人で管理するのは非常におっくうです。
イトミミズなんかは結構腐りやすいので個人的には冷凍が扱い易いと思ってます。

冷凍餌にもいろいろあります。こっちの方が管理が楽なので、重宝しています。
ではいくつかご紹介します。

アカムシ・イトミミズ・ブラインシュリンプ・ミジンコなどです。
いったん水に溶かしてからスポイトやピンセットなどで与えます。
※最初は慎重にしてましたが、今は水槽に直接ドボーンって場合もありますが、元気にやってます。

みるみるお腹が大きくなるので、太りすぎに注意しないといけません。
またあげすぎて残されると水が汚れる原因になります。
放っておくと苔だらけの水になってしまうので食べ残しのないように。

とまぁ、人工飼料以外にもいろいろあるんです。
人工飼料になれてくれれば、それ一本でも十分飼育できます。
普通に飼育する分にはそれでも良いのだと思いますがもし、もうちょっと良いもの食べさせてやりたいなとか、こだわりの餌をあげてしっかり育てたいという時に思い出してもらえればあなたのアピストグラマもきっと喜ぶことでしょう。

以上のようなことを踏まえてステップ2へと進んでいきましょう。

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Ⅲ)オプション編 (おまけ)

最初っからあると便利なものをご紹介します。
と言っても急には思いつきません。
思いついたら随時更新して行く予定です。

1.底砂
アピストグラマといいますか、熱帯魚全般に広く愛用されている底砂の話です。
よく学校で金魚を飼ったりしたときに使用した砂利などです。
入れてあげるとなんとかく見た目も落ち着き、アピストも口に入れたりしてなんだか楽しそうです(?)。
アピストは基本的には底砂なんでも良い気がしますが、飼育者視点てきな評価を以下に。
(☆内はいい感じ値)

田砂(☆☆☆☆☆)
田んぼの泥から取れた、とにかく目が細かい綺麗な砂です。
アピストグラマや、南米産小型シクリッドやコリドラスなど砂をついばむ魚に向いてます。
また水草育成においても非常に綺麗で使いやすい砂です。
アピスト単独飼育であれば薄く敷いておくと砂を口でガポガポしているのが見えてほほえましいですよ。 (ガポガポ=砂を口に入れたり出したりするコリドラスみたいな行為。)
個人的には一番お勧めでしょうか。
最近は旧銀松さん(An Aquariumuさん)なんかではアピストサンドみたいな紫色の砂が売っていますがそれも同じような感じに薄く敷居てみましたが意外と良かったです。あの色は何なのだろう?・・・
大磯砂(☆☆☆☆★)
金魚とか亀の飼育でもよく見る砂利です。
粒が大きいのもあってアピストは口に入れてあんまりガボガボできません。
石の粒の大きさ別で販売されていたりするので小さめの物を選んだ方が良いかもしれませんね。逆にめちゃ粗くしても良いかも。
長く使用したものはpHの使用が少ないので重宝します。
(あらかじめpHが変動しないよう処理済みの大磯砂の購入が良いです。)
評価としては、見た目はあんまり。でもコスパが良いが、洗いとガポガポしないという感じですかね。
底面フィルターや、水草水槽ならメンテしやすいのもあり好んで使う人意外と多いですね。
僕も水草水槽で好んで使っています。クリプト等の根の有る水草育成には向いていると思いますよ。肥料有り、長期(数年)維持前提の話ですが。
その他の砂系(ADAやらなんやらと)(☆☆☆☆☆)
アクアグラベルというただの大磯砂から、ブライトサンドという田砂みたいな砂、リオネグロサンドという真っ白い綺麗な粒子の非常に細かい砂(もう売ってない)その他各社セラミック系の砂等、pHに影響なければ田砂や大磯と同じ育成には何にも問題ないです。色と細かさの選択だと思って好みで使いましょう。
(過去にADAのセラミック系の砂を使用して水がアルカリ性になったなんて声があったのを記憶しているので個人的にはあまりオススメしませんが。リオネグロサンドは田砂より奇麗で細かくて良かったなぁ。)
ソイル系(☆☆☆☆☆)
こちらも昨今話題のソイル系(土を特殊焼却したした物らしい)です。
これが熱帯魚界ではもはや定番ですね。
僕もいろいろなことに使いました。(水草水槽からはじまり、アピスト飼育・水草水上栽培など)
その特殊な性質からか入れておくだけでアピストグラマにぴったりの水質にしてくれます。
色も各社いろいろあるようですが、黒が定番。雰囲気出ますね~。
砂利には無い魅力があると思います。

と、ここまでは良いことばかりですが、
古くなってくるとフィルターに汚れがたまりやすい気がします。
定期的に交換しましょう。(3ヶ月くらい~1年くらい?)
使い捨てってやつですね。ごみの処理に困ります。(その他の砂利系の砂は洗って何度も使用できます。)
なので、そもそも値段も高いのでコスパは悪いですね。

弱酸性の水質にしてくれる効果も3ヶ月くらいでなくなるそうです。
メンテ中にぼろぼろこわれたりと結構手間がかかります。
楽チンに水質を作ってくれるのはありがたいのですが、意外とのちのち苦労したり苔に悩まされたりということが多いきがします。

ショップでもアピストグラマ水槽で使用しているところが多いですね。水づくりしないで済むからでしょうか?
なので、アピスト飼育の砂 ⇒ ソイル となりがちなんですが、結局水づくりを理解できなければどこかで瓦解し結局死なせちゃうと思います。
ここは気を付けるべきです。

しかしこのソイル。ご存知のように水草水槽、特に有茎草には非常に効果を発揮します。
半年~一年くらいでオーバーハングさせてリセット!という周期にあった砂だと思いますよ。
(水草水槽で2年間維持しましたが後半粒子が壊れて大変でした。)
丁寧に底砂管理できる方は、長期維持もできると思います。最近行ってないですが、AQUA ZOOMさんのソイルを使用した水草水槽は結構長期維持してたと記憶しています。
でも私には無理です。めんどくさがりでメンテの仕方が粗いので。
ベアタンク(☆☆☆☆★)
何にも敷かないと、メンテは楽なんだけどつまんないですよ。ガポガポしないし。
でも、丈夫に育つんだなぁ~・・・。
と、こんな感じでアクアジャムの見解ではアピスト飼育に関しては特段底砂を選びません。
ベアタンク上等なわけです。
でも、入れてあげたいのが人情、その時はpHに影響を与える(アルカリ性に傾く)砂を避ければ大丈夫です。サンゴ砂とかはだめですよ。
あとは好みの問題で良いと思います。
ただ砂系は、メンテ面、水質面、コスト面でおすすめ!

※水草水槽で飼育したい場合はこの限りではないです。
あくまで第一歩。

2.中和剤
アピストグラマといいますか、魚を飼育する上で中和剤は必須アイテムです。
水道水は皆さんご存知のように塩素で消毒されています。
その塩素(残留塩素)が魚にとっては非常に有毒で、薬品を使い中和しないと魚(水草も…)はすぐに調子をくずし、最悪の場合は死んでしまいます。

というわけで塩素中和が大事!基本中の基本ですね。何種類か塩素を抜く方法があります。

中和剤(液体

液体の塩素中和剤。用量を守って使用すれば問題なく塩素を中和してくれます。価格も安いです。
長くアクアリウムを続けるなら大き目のボトルを買っておきましょう。コストダウンに繋がります。

私はテトラ社のコントラコロラインというのを使用してます。ホームセンターとかでも売っているので手に入りやすく価格も安定していておススメです。

中和剤(固体

ハイポというやつです。氷砂糖のような感じのハイポを用量を守って水に溶かせばOK。
小さい頃メダカを飼育する際に使用してましたが、用量がわかりにくいし、使いづらい思い出が・・。
あんまりオススメしません。液状のにしましょうよ。

浄水器

家庭用から熱帯魚用まで様々な浄水器が出回っています。
特に熱帯魚用の浄水器は塩素をしっかり抜いてくれますし、
蛇口から直接ホースでつなげられるので中和剤のように用量を測る必要もなく簡単です。 数千円~ぐらいで市販されています。
ただ、いつ中和能力が落ちるのかよくわからないので、残留塩素濃度の測定器が必要になります。60㎝だとへいきで5年くらい使えてました・・・。 ※なので定期的にフィルターを交換してください。

逆浸透膜(RO)浄水器

上記浄水器のパワーアップ版
かなり精度の高い浄水器で純水に近い水を作れます。
結構高いです。お金余っている人はどうぞ。
あって損する物ではないですが、
アピスト飼育ではここまで必要ないと思いますが、弱酸性の軟水が作りやすくなるのは確かです。

3.水質測定キット

水質を必ずしも測定しなければアピストグラマが飼えないというわけではありませんが、自分の家の水質や、水槽の水質を知っておくことは決して悪いことではありません。
ある程度水質に対して知識をつけていくとこのアピストグラマ飼育というのは面白くなってきます。
後回しにされがちなアイテムなので早めに思い切って揃えましょう。

だんだん慣れてくれば、勘で水質をつかめるようになってきますが、最初のうちは結構マメに使ってみることをオススメします。

pH(水素イオン)濃度測定

pHは、ほとんどの入門書にも載っているし、学校でも習うので馴染みがあるかなと思います。
特にアピストグラマを飼育すると弱酸性の水質というの言葉がよく出てきます。
今、水槽の水が弱酸性かな?中性かな?弱アルカリ性かな?
なんていうときに測定し、把握しておくと水質を数値で確認できるので便利です。

デジタルタイプと試薬タイプがあります。

デジタルタイプは気軽にPHを測れるので使いやすいです。
価格は高めですが性能はかなり良いです。
デジタルと言ってもキャリブレーションは必要で、校正液を適宜購入して調整していきます。また交換用比較電極というのも必要で、意外とメンテとコストにお金がかかるんですよね。

試薬タイプは液状、紙状、チューブ状とあります。
どれも使い方は簡単ですが、表示がアバウトで??って時が結構あるのでお金が許せばデジタルをオススメします。
経験則上は、pH5.2とpH5.4がどこまで違うかとかどうでもよく、pH6とpH7だからって魚にはどうってことないと考えられなくもないんですよね。
なので、試薬タイプでもまったく問題ないです。
計測頻度、コスト、手軽さの問題で選ぶと良いと思います。

私は過去に新電元という会社の測定器を使用しておりましたが、あえなく販売終了となり校正液や交換用比較電極がかえなくなりました。(別会社が引き継いでいるようです)が、意外と高いので、鈴研株式会社さんの測定機に変えました。結構手軽で便利ですかね。

テトラ社の液状タイプ等も20年前のフリーター時代などによく使ってましたが、手軽で便利という感覚はあります。ちょっとアバウトに思いましたが。

アピスト飼育水槽で、phがアルカリ性に傾くことはまぁそれほどないですよね。元水の影響とか底砂とか、フィルターの影響でしょうか。
そんな時は水換えやリセットをして数値を下げ様子を見ましょう。
個人的にはpHよりは、軟水かどうか。フィルターが機能しているかどうかの方が重要に思っています。(まそれがpHと連動することが多いという事でしょう)


NO2(亜硝酸)濃度測定

亜硝酸は水槽セット初期やフィルターの調子が悪くなった時に発生する魚にとって大変有毒な物質です。
NO2が多いと魚は死にますので注意が必要です。
フィルターが機能しているとバクテリア(ニトロバクター)が比較的無害な硝酸に変えてくれるので問題ないのですが、セット初期のフィルターが立ち上がっていない時期はこまめに測定した方が良いと思います。(慣れれば必要ありません。)

測定キットを使って亜硝酸濃度を把握しておきましょう。

こちらもデジタル式から、試薬比色式、簡易式などいろいろ出回ってます。pHと同様の考え方で選べばよいと思います。

亜硝酸が多いときは有毒なものが多いということです。
魚を泳がせている水槽の場合、水換えをして数値を下げるという対処が必要になります。

その他

導電率・硬度・アンモニア・リン・硝酸などの試薬が出回ってますがそのうち、アンモニア(超有毒)と硝酸(苔の原因)は前述の亜硝酸(有毒)を測ることでなんとなく存在を理解できます。
なぜなら、汚水→アンモニア→亜硝酸→硝酸という各段階でバクテリア育ち、処理していくからです。
興味があれば一度確認した方が良いかもしれませんが、特には必要ないかも知れません。
※僕はもう使ってません。
導電率はアピストの水と深い関連があるそうです。
知っておくとよりこの趣味は面白くなるかもしれません。
こちらはデジタル製品が出回ってます。
※僕はもう使ってません。

硬度は重要に思います。測っておいて損はないでしょう。軟水づくりが基本的な淡水魚飼育のコツに思います。

その他は特に必要ないですが、知っておいて損するということはない程度ですので興味があったら知っておくと良いでしょう。

とお金と時間の許す範囲でそろえていきましょう。
私もいろいろ測定しましたが、フィルターの立ち上がりと、pH、硬度、亜硝酸、などの関係性は感覚的に身に着けておきたいので、調べながら進めるの方が上達は早いと思います。
測定すると言うより数値の意味と水質を把握するということが大事で、水質測定がゴールではありません。

一年も経験がついてくれば、なんとなく勘でわかるようになってきます。登竜門と思ってやってみてください。

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